2007年08月04日

『ベニスに死す』マーラー:交響曲第5番

小澤征爾 (指揮), ボストン交響楽団 (演奏)


出だしは、いきなりトランペットのソロ。それも葬送行進曲だ。

小澤=ボストン交響楽団では、この出だしから、熱気が最高潮に達している。

第4楽章は叙情的で、どこか退廃的な楽章で、ヴィスコンティ監督の映画『ベニスに死す』に用いられて注目された。

そもそも、原作者トーマス・マンは主人公をマーラーとして想定したというが、映画でも音楽家として登場させている。


マーラーは指揮者としてまず名声を得るが、作曲家としては、長く低迷していた。

しかし、彼は「やがて、私の時代が来る」と強がりを言ったりもしていたらしい(いかにも『芸術家』だ)。

20世紀の後半になって、マーラーブームが来たので、彼の予言も当たっていたわけだ。


マーラーの曲は、どれも明るさの中に暗さがあり、いつも「死」を感じさせずにはいられない。

彼の人生や思想には、きっとつねに「死」があったかもしれない。

同時に、「力強さ」もある。


明るさの中に暗さや死があるけれど、パワフル、という夏にはうってつけの曲だ。

小澤=ボストン交響楽団は、この手の大曲をやったら右に出るものはいない。


このマーラーの交響曲第5番でも、その能力をいかんなく発揮している。


8月のヒロシマやナガサキ、アメリカ、ニホンを思いながらこの名曲、名演奏を聴いてみよう。


そこには、人間の愚かさが垣間見られる。

しかし、同時に、諦めてはいけない、というメッセージも含まれている。



マーラー:交響曲第5番




マーラー:交響曲第5番





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2006年12月07日

サイモン&ガーファンクルのエッセンシャル・ベスト

文字通りエッセンシャル・ベストだ。


サイモン&ガーファンクルのエッセンシャル・ベスト。

オリジナル・アルバムからの代表曲はもちろん、BOXセットやライヴ盤、解散後にリリースされた「マイ・リトル・タウン」まで網羅した決定版。

S&Gの歴史は、長い!

以前だとグレイティスト・ヒットですが、それでは一般的過ぎるという方も多いのではないでしょうか。

彼らの曲は、既にスタンダードとなっているものが多いのですが、もう少し彼らの曲に触れたいと思われている方には、最適です。

ヒット曲はもちろん、「ニューヨークの少年」や「動物園にて」などは、日常なかなか聴くことができませんし、アルバム未収録の「ブルース・ラン・ザ・ゲーム」などの収録は、珍しいものです。

これが気に入ったら、個別のアルバムを聴いていかれてもいいのではないでしょうか。


このCDの2枚目15曲目に収められている「ボクサー」は凹んでいた時にはいつでもカンフル剤になってくれた。



【Aポイント付】サイモン&ガーファンクル Simon & Garfunkel / エッセンシャル(日本盤CD)





エッセンシャル・サイモン&ガーファンクル







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