夏と言えば、僕にとってはサザンオールスターズであり、それぞれの曲にまつわる自分のエピソードも重ね合わせると、このアルバムは外せない。
それにそもそも、このアルバムは「海のYeah!!」なのであり、夏を意識して選曲されているので、この時期にピッタリだ。
バカ騒ぎが似合う夏とそのバカ騒ぎが終わったあとの寂しさと切なさの両面をこのアルバムは見事に表現している。
たとえば挑発的な夏を表現しているのが「ディスク:1」の「勝手にシンドバッド」、「C調言葉に御用心」、「匂艶(にじいろ)THE NIGHT CLUB」。
「ディスク:2」では、「 シュラバ★ラ★バンバ」、「エロティカ・セブン」、「マンピーのG★SPO」等に代表されている。
逆に夏が持つ寂しさと切なさを表現しているのが「ディスク:1」の「いとしのエリー」、「夏をあきらめて」、「Bye Bye My Love (U are the one) 」。
「ディスク:2」では、「真夏の果実」、「涙のキッス」、「Moon Light Lover」等など。
他にも夏が持つ独特のパワーを感じる「希望の轍」や日本の夏を表現するのに欠かせない「愛の言霊(ことだま) ~Spiritual Message 」(お盆があったり、怪談が欠かせない夏)や「平和の琉歌」(原爆が2回落とされ、終戦記念日がある夏)もいい。
ちなみに僕個人のエピソードに重ねると絶対に外せないのが(理由は書けないが)「真夏の果実」。
この曲は「TSUNAMI」を彷彿させる名曲だ。
『砂に書いた名前を消して、波はどこへ帰るのか?』
ことしも「真夏の果実」の夏がやってきた。
僕にとっては47回目の夏となる。
●海のYeah!!

●海のYeah!!
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