パイプオルガンとピアノが超かっこいい交響曲だぞ。
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https://www.youtube.com/watch?v=bM09KaMeShI
この作品の作曲についてサン=サーンスは「この曲には私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」と
述べ、彼自身の名人芸的なピアノの楽句や、華麗な管弦楽書法、教会のパイプオルガンの響きが盛り込まれている。
この交響曲の最も顕著で独創的な特徴は、各所に織り込まれた、ピアノ(2手もしくは4手)
およびオルガン、すなわち鍵盤楽器の巧妙な用法である。
そのほか、この交響曲は通常の4楽章構造にしたがっているように見えるが、
通常の意味での第1と第2、第3と第4の楽章はそれぞれ結合されており
(それぞれを「楽章」と呼ばず、「第1部・第2部」としている)、
これら2つの部分が実質的に1つの楽章として機能するため、
2つの楽章に圧縮されていると言うことができる。
サン=サーンスはここで、伝統的なスタイルも踏まえつつも新たなる新たな
形の交響曲を意図していたのである。
1875年のピアノ協奏曲第4番や前年に初演されたヴァイオリンソナタ第1番でも同様の構成が採られている。
この交響曲はまた、循環主題技法の創造的な用法を示している。
サン=サーンスはフランツ・リストと友人であり、初演直後に亡くなったリストに
この交響曲を献呈しているが、素材が楽曲全体を通じて進化してゆくというリストの
主題変容の理論がこの交響曲には適用されている。
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